ZERO-ONE "Infinity" 両国国技館 2003.12.14



本日も電車に揺られて1時間半。
たしかに首都圏のビッグマッチが見られるのは嬉しいが、相変わらず電車に長時間乗るのは疲れます。
関東の人達には普通なんでしょうが、、、、

駅から両国までの間はいつものダフィー軍団なのですが今日は「余り券ない〜。買うよ〜」しか聞こえませんでした。
小川vs川田、長州軍vsZERO-ONEで当日券以外は売り切れたみたいですね。実際会場もほぼ満員でしたし。

会場は今回アリーナ席が広く取られてました。過去に行ったときはアリーナ席は5−7列程度で後は升席。
今回アリーナ席が15−20列。升席は3m段差付で半分程度になってました。
自分の席は升席の3列目で良好でした。

長州の垂れ幕がありましたが、ZERO-ONE勢はなかったような、、、
スカパーの解説にはGK”癒着金沢”
WJに対してどういうコメントを出したのか気になるなぁ。

第1試合
Lowki、星川尚浩 vs MIKAMI、マイキー・ヘンダーソン



初見のMIKAMIはラダーを担いで入場。ディファ杯でのラダーよりパワーアップしてるみたいで す。
Lowki、星川組をコーナーポストで寝て待つMIKAMI(笑)
試合の方は序盤MIKAMIが攻めたみたいですが、それからはやられっぱなし。
ラダーからのスワントーンボム、エプロンでのウラカンと持ち味は出してたみたいです。
さすがにディファ杯3位決定戦の印象が強いと後の試合が大変だぁ。

実はこの試合、Mrフレッドがいい味出してました。
高速カウント、2!コール、選手の張り合いになぜかフレッドも痛がったり(笑)
レフリーも試合に参加できるんだと実感。
でも、カウント叩き間違えたのはご愛嬌。

MIKAMIはセコンドがいないのか、試合後ラダーを自分でかたずけて引き上げていました。

第2試合 
藤原嘉明、ドン・荒川、高岩竜一 vs 佐々木義人、日高郁人、ヴァンサック・アシッド



組長の脇固め、荒川のカンチョー&バックドロップ自爆、高岩の餅つきパワーボムからのデスバレー。
しかし高岩なぜこの位置に、、、そういや最近絡んでないですな。怪我か?
写真で荒川がガッツポーズしてますが、当然荒川が取ったわけではありません。(笑)

第3試合
ザ・プレデター、ジェイソン・ザ・レジェンド vs 藤井克久、テングカイザー、葛西純



ここからスクリーンを使用して試合前インタビューが行われる。
外人勢には色物通訳。日本側には丸井女史。
色物通訳は画面に出ただけで笑いが取れる優れもの。正体はBSスポーツファンクラブレポーターのコショーに見えるが、、、
一方丸井女史はテングカイザーとテレパシーで通訳(笑)

外人勢の入場は相変わらず場内暴れ回り。ジェイソンはチェンソー担ぎ、プレデターもチェーンで暴れまわる。いいねぇ。
試合の方はジェイソンもまぁまぁやるなと。プレデターは相変わらず。
中盤ダレてきたところでうまいこと試合が終わる。
プレデターがキン肉バスター出したのは驚いた!

試合後もお約束のように乱闘、場外で暴れる。

第4試合 
小笠原克彦 vs 小林昭男



士道館はデカ旗を持ち出し、弟子?が大挙でセコンドに。
一方小笠原も弟子を引き連れ緊迫した状況の中、両者リング上で睨み合い。
でもなぜか小笠原陣営に空手とは無関係そうな超筋肉マンが一名。謎だ。

試合は小林が正拳突き、小笠原が下段蹴りの応酬!
両者正面から受けるのですごく痛そう。これぞ空手家の試合!
執拗な下段蹴りに耐えていた小林も遂に崩れるがなんとかカウント8で復活!
しかし側頭部に回し蹴りを喰らい10カウント。

最後は両者健闘を称え合い握手で押忍。
空手の魅力炸裂な試合でした。



ちなみに遺恨紹介VTRで小笠原先生は三峰山で車を 押して修行してました。修行になるのか?(笑)

第5試合 
スティーブ・コリノ、ジェリー・リン
vs 佐藤耕平、横井宏考



試合前のインタビューからコリノの独壇場。
ROWDYの声援(主に耕平コール)に対抗して「コリノ!イチバ(ry」で横井に殴られて遮られるも、
「ハシモト!バカ!」からDDT、「オガワ!モットバカ!」でSTO。最後は「チョウシュウ!」と叫びラリアット。
リンもゴッチ式パイルドライバー(渋い!)を出すも最後は耕平の美しいジャーマンスープレックスで終了。

やっぱコリノ師匠は最高ですよ!

第6試合 3団体認定インターナショナルJr&天下一Jr選手権
坂田亘 vs 黒田哲広

 


試合前のインタビュー通り、WEWのセコンドが乱入し試合開始。
黒田もセコンドと一緒に坂田を痛めつけ、「どうですかー!お客さん!」。
それから机を持ち出しハードコア路線で坂田をいたぶるも、形成逆転され逆にフットスタンプ。
「もう一丁!」とお客さんにアピールし、机を黒田の上に被せもう一度フットスタンプ。
この際に黒田のアゴが切れ流血状態に!
坂田はスリーパーで仕留めにかかるが、黒田も耐え哲ちゃんカッター、地団駄ラリアットで反撃するも、
ドラゴン、バックドロップを浴び朦朧となる状況で出したラリアットをウラカンで返されカウント3!



しかし明らかにカウント2で黒田の肩が上がっていたので場内大ブーイング&延長コールの嵐。
黒田は「もう一回やってやる!、、、けど俺今こんな状態だから病院いかなあかんねんw」と場を収めようとするが
中村渉外部長が登場し坂田に耳打ち。
坂田が「今すぐやってやるよ!」と言い放ち、リングアナが延長をコール!

歓声の中延長戦がスタート!
しかし開始7秒ドラゴンスープレックスで敗れる!
試合前に「一撃で倒します」と豪語してた黒田ですが、延長は二撃でやられちゃいました。(笑)

坂田が試合後に「これもプロレスです!」できっち り締める。いいこと言った!

「哲ちゃん!最高〜!」で休憩入り。


休憩明け



休憩後にリングアナから今回の感謝と入場者数の発表を言おうとしたところでスカパーシャツの人がリングアナの
発言を遮る。最初は段取り間違えたか?と思いましたが、マイクを握るとDSEの島田!
当然のように場内大ブーイング!
高田の代理で登場し、ビデオをスクリーンで流す。
ビデオで高田が登場し、橋本、小川を「小さいところでスター気取りしてんじゃないよ」とたしなめる。その発言にも当然ブーイング。
「俺が本当のスターを見せてやる」といい紹介したのがゴールドバーグ。最後は肩組んでハッスル1を宣伝。

ビデオ後には中村渉外部長が登場して島田に対し「猪木軍の次はDSEか?このヤドカリ野郎!」
負けじと島田も「なんならこのあとレフリーしましょうかぁ〜?」
場内またもブーイング(笑)
島田は若手に掴まれて追い出されて行きました。

いやぁ、日本の団体でこんなやり取りが見れるとは。
ハッスル1の狙いがWWEみたいなものだし宣伝としては抜群だったのではなかったかな。
それでも2ヶ月一回の開催とかってのは疑問なんだがなぁ、、、、年一ならいいと思うけど。


第7試合 
大谷晋二郎、田中将人 vs 大森隆男、トム・ハワード




大森さん目立ってない、、、入場のときはバイソン・ス ミスかと思いましたよ。
ドロップキックは綺麗なんだけどなぁ、、、って若手じゃないんだし。惜しい人材だ。
炎舞連夢はいつも通り安定してて、ハワードはカットも的確、技の切れも抜群!
それゆえ大森さんが余計目立たず。
炎舞連夢をジュニアとバカにしてる場合ではないです よ。大森さん。




第 8試合 
小川直也  vs 川田利明




遂に小川と川田のシングルが実現!
スクリーンを使った遺恨紹介VTRで予習もバッチリ。そしてリングアナのコール。
「キ タ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
川田は渕と宮本ら若手。小川は白覆面2名を連れて入場。
そして遂に開始のゴング!
リングに上がってからずっと川田を睨み付ける小川に対し、回りながら間合いを計る川田。
コーナーに小川を押し込んでいくと離れ際にカウンターのパンチで川田がまっすぐ倒れる!
倒れた川田にマウントパンチを狙うが返され逆にマウントパンチを浴びる小川。
ここから川田はキックで小川を止めにかかり、小川は払い腰、STOを狙いにいく。



小川は川田にバックドロップ、モンキーフリップを繰り出すも、川田に足を蹴られまともに動けなくなる。
川田は動けない小川に顔面踏み付け片えび固め、膝落とし、膝十字と足を徹底的に攻める。
小川もなんとか逃れたが執拗なキックでほとんど動けず、ロープにもたれかかり向かってくる川田に強引なSTOを仕掛けるのが精一杯。
川田もSTOをループを掴みこらえ逆にバックドロップ、ハイキック3連発を放ったところで小川が渾身のSTO!
そのまま二人とも場外に落ちその場で殴りあい、小川は場外でSTOかける。
二人とも倒れこみカウント20が響き両者リングアウトの裁定。



延長コールが響く中、なんとかリング上に戻った川田、小川だが両者しばらく立てず。
しかしここで川田がマイク。

「お客さん が待ってる。やるぞ!」

川田素敵過ぎ!最高だよアンタ!
川田に熱烈なファンが付いてるのがわかるよホント!
中村渉外部長も出てきて5分間の再延長が決定!



延長に入ると川田の足攻めに小川はもう意地だけで耐えるだけという感じ。
最後は川田がハイキック3連発後に小川の倒れこみながらのSTOを喰らい両者立ち上がれずダブルKO。
決着は付かなかったが拍手の嵐。


元々試合前から引き分けになりそうな感じはしてましたが、内容がイイ!
小川というプロレスとはちょっと離れた位置にいる選手に対して川田がここまで引き出してくれるとは期待通り。

そしてなりよりも客の要望に見事に応えた川田のマイク!
あの言葉を生で聴けて最高でした、、、、、

第9試合
ZERO-ONE vs 長州軍




カード発表もギリギリで長州も怪我。加えてZERO-ONEvs長州軍で試合形式どうするんかと思いましたが
これはうまい事やりましたね。
長州軍ことWJは長州、石井、矢口、宇和野の4人で入場。
(※ヤングマグマの高知は緊急入院のため矢口(フリー)が代打出場したそうです)
一方ZERO-ONEは所属、フリーで10人以上大挙して上がってくるし(笑)
結局ZERO-ONE側は浪口、横井、山笠、佐藤、佐々木、高岩が次々と上がり長州までを露払い。
佐々木は長州に唾をかけるという暴挙?までしてりと半分なんでもあり状態。
長州軍は若手一番手の石井が燃えてましたね。
橋本を挑発するDDT、高岩の攻撃にもカウント2で返したりと長州軍では一番でした。
実は石井、過去にZERO-ONEの入団を断られた経緯があったそうで。
WJでも唯一ロゴ入りタイツですしWJに賭けているのかも?



高岩が石井を下し露払いを完了すると遂に御大長州登場。
向かってきた高岩をラリアット一発で下し橋本を呼び込む。
橋本vs長州はもう一方的な試合でした。
長州はヒラメ筋断裂でほとんど動けずパンチのみ、橋本の袈裟斬りチョップと重爆キックをひたすら受けるのみ。
そして橋本も長州の怪我した右足を蹴り上げ、膝十字で容赦なく攻める。
組長が「もういいだろう」みたいな感じで止めに入りましたが丁寧に断り再度膝十字に決めたところでレフリーストップ。
最後は長州の挑発に向かってきた橋本にラリアット一閃。長州は肩を担がれ退場。
退場する長州に、橋本がマイクで何か言ってましたが潰し合いなら1対1でやるぞと言ったような。

潰しあいをすると言って自分で退場したら世話ないワナ長州。
怪我もあるししょうがないと言えばしょうがないけどねぇ、、、まぁこれもプロレスってことで理解はするが納得はできないなぁ。



そして橋本の締めのマイク。
「今日は問題点がいろいろありましたが」(笑)
あとは怪我でも出てきた長州を川田戦を前に怪我した自分に例えてフォロー。

「ファンの人も、ファンじゃない人も一緒にいくぞー! 3! 2! 1! ゼロ! ワーン!」

できっちり締める。


ZERO-ONEは一年振りの観戦でしたが相変わらず面白い。
ノアとか新日本だとどうしようもない試合も数試合あるんですが、ZERO-ONEではレフリー、セコンドまで参加して盛り上げるのがいいですね。
確かに試合重視で魅せてくれるのはいいんですが、試合だけではきついのも多いわけだし。
ここらへんはWWEが好きな私の好みもあるんでしょうけど、やっぱりお金払って見に行く興行ですから楽しみたいですよね。

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